日常の進捗

主に自分のための,行為とその習慣化の記録

PotLuck Lab. vol.3に参加した

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Potluck Lab. vol.3

2/8(土),Circus Osakaで開催されたPotluck Lab. vol.3に参加した.

今回は楽曲制作の時間が取れず,手ぶらで参加となった.あるまじき……とは思いつつ,Take Potluck「来場者持ち込み音源試聴会」ではくやしい気持ちで参加した方々の楽曲が聴けたのは今後のモチベーションの糧になるはず(と言い聞かす).

出演者・関係者の方で公開について問題がある情報が掲載されている場合,お気軽にご連絡ください.また誤字や未理解ゆえの間違いもありそうなので,訂正事項がありましたらご連絡いただけると嬉しいです.

13:30-14:00 in the blue shirt & STONES TARO「レコード/MP3/WAV 聴き比べ」

  • そもそも聴き比べ企画の意図
    • 昨年,有村氏,Stones Taro氏ともにレコードで音源リリース
    • イベントの性質上Take Potluck(楽曲持ち込み試聴会)などで「音声ファイルのデータ形式についても全体共有できると良いのでは」
  • そもそも音とは何か?
    • 音とは空気の振動(波)
      • なめらか→アナログ(信号)
      • デジタルメディア
        • データやCD
        • コンピュータの世界は0と1,カクカクしている
  • アナログ・デジタルの変換の過程で何が失われるのか?
  • レコードのヤバさ
    • 音→(記録)→針の振動→(記録)→溝
    • 奇跡のアナログ=なめらかリレー
  • アナログ・デジタル聴き比べ(アナログとデジタルの音質の差を聴き比べてみる)
    • 視聴楽曲:宇多田ヒカル「初恋」
      • 1.LP:Chris Bellmanがカッティング
      • 2.ハイレゾ音源:データサイズ:150MB
      • 3.MP3(44.1kHz/267kbps):データサイズ:5MB,圧縮音源
  • 2大音源フォーマット
    • WAV:容量が大きい,音質が良い
    • MP3:容量が小さい,音質が悪い
  • デジタル聴き比べ(WAVとMP3の音質の差を聴き比べてみる)
    • 視聴楽曲:Lone * Airglow Fires
      • WAV(48kHz/24bit)
      • MP3(44.1kHz/256kbs)
      • MP3(44.1kHz/128kbs)
    • WAVとMP3の波形データを実際に見てみる
    • 位相反転してWAVとMP3の差分(WAV→MP3で失われた情報)を見てみる
    • MP3:人間の音響心理的に気にならない部分を削っている
    • 聴き比べを経験していくと区別はつくが,初見だと難しいこともある
  • サンプリング周波数/bit震度
    • 44.1kHz,24bit
    • 縦の細かさ:ビット深度
    • サンプリング周波数
    • mochilon氏「24bit,48kHzのWAVで納品することが多い」
  • デジタル聴き比べ(bit深度の差を聴き比べてみる)
    • Flying Lotus「You're Dead!」
    • WAV(44.1kHz/24bit)
    • WAV(44.1kHz/16bit)
  • メディア/フォーマットの違いをまずは必要な範囲で理解してみよう
    • まずは必要な範囲で理解してみよう
    • 実際に耳で聞いてみよう
    • 適材適所で使い分けよう

14:15-15:00 ピアノ男「ご冗談のような音楽とおふざけテクニック」

  • 自己紹介
    • おもしろフラッシュやMADに影響を受けた音楽を作ったり,インドネシアの高速ハウスFAUNKOT
    • 副業として会社員をしつつ,強めの曲を作っている
    • リョウコ2000というユニットをnoripiとやっている
  • ご冗談のような音楽
    • スケルツォ?ふざけ音楽?アウトロー音楽?アウトサイダー音楽?バカ音楽?諧謔曲
    • 統計的に聴いた人の多くが「これは冗談半分で作ったやろ」と思うだろうとピアノ男が思った音楽を「ご冗談のような音楽」と定義して今回扱う
  • あくまで「ご冗談のような音楽」であってお笑い音楽・笑える音楽ではない
  • 何を面白いと思うかは時代や文化で違い,難しい
  • でも笑いと密接な関係があるし,わろても構わない
  • ピアノ男が思う「ご冗談のような音楽」
  • 今回省くモノ:エクスペリメンタル,ノイズ,現代音楽など
  • ジャンルの紹介
  • 「ご冗談みたいな音楽」のテクニックを盗もう
    • バイオミメティクス:生物模倣
      • トカゲや鳥の生体,形態を模倣して良いものを作ろう
    • ご冗談のような音楽ミメティクスをやっていこう
    • クラシックやポップスに比べて理論やメソッドが確立していない=金脈
  • 音楽の要素:メロディ,ハーモニー,リズムをさらに分解してみよう
  • 中学校の学習指導要領H29告示 p.103,106
    • 〔共通事項〕 ⑴ 「A表現」及び「B鑑賞」の指導を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。 ア 音楽を形づくっている要素や要素同士の関連を知覚し,それらの働きが生み出す特質や雰囲気を感受しながら,知覚したことと感受したこととの関わりについて考えること。 イ 音楽を形づくっている要素及びそれらに関わる用語や記号などについて,音楽における働きと関わらせて理解すること。

      ⑼ 各学年の〔共通事項〕に示す「音楽を形づくっている要素」については,指導のねらいに応じて,音色,リズム,速度,旋律,テクスチュア,強弱,形式,構成などから,適切に選択したり関連付けたりして指導すること。

  • 旋律:SoundClownから Rick Assbutt「Never Gonna Hit Those Notes」
    • soundcloud.com
    • ピッチ補正の優れた使い方,外しのテクニック
    • ピアノ男「音をきれいに合わせる時代は終わった」
  • リズム:
  • 音色:声や楽器の音色,身の回りの音など
  • 構成と強弱:
  • テクスチャ:
    • スカムミュージック PINCOKE「幻騒夜」vol.3 @外国2013.4.20
    • www.youtube.com
  • 速度→時間軸:
  • いかがでしたか?
    • DTMでの教則本や動画など:「巨人の肩の上に立つ」
    • 一方で,こういう先人の知恵に抗い,無視する人も必要だとピアノマンは思います
  • Potluck Labのキーワード「よくできた量産品よりも唯一無二の💩」(出典:パソコン音楽クラブ西山氏)

15:15-16:15 Take Potluck「来場者持ち込み音源試聴会」

  • 持ち込み音源50曲(70人来場者で50曲はエグい)

16:30-17:15 mochilon(柿本論理)「コードの話」

(※音楽理論にまつわる発表で,理解が追いついていなかった.ログの不足,間違いがありそうです,ご容赦ください)

  • mochilon:柿本論理
  • 三毛猫ホームレスのメンバーとして活動.プロの作曲家.Sexy Zoneを代表に多数のアーティストに楽曲提供.
  • 今日の内容
  • 今日の目標
    • Diatonic Harmonyの理解
    • Secondary Dominantの理解
    • Substitute Dominantの理解
    • Related Ⅱmの理解
    • まで行けたら最高だけど45分はつらいかも
  • 音楽理論って何
    • バークリー・メソッド
      • クラシック音楽の理論
      • ブルースやジャズの影響
      • コードシンボルシステムなどを取り入れて20世紀前半アメリカで普及したメソッド
      • Nadia Boulanger
      • Josefph Schillinger
      • Lawrence Berk
  • 音程って?
    • 音の高さ
    • 楽典:音程とは2音間の高さの隔たり,度数,及びそれに冠せられる,完全,長,短
    • 実際に聴いてみる
  • スケールって
    • ある音を基点として,1オクターブ上の同名の音に達するまで,特定の秩序に従って並べたもの
    • Cメジャースケール:いわゆるドレミファソラシド
    • D♭メジャースケール:半音上げる
  • ハーモニーって何
    • 楽典:和音とは,高さの異なるⅡつ以上の音が同時に響くときの合成した音をいう
    • 三声の和音:ドミソ
      • オクターブが違っても響きは似ている
    • 四声の和音:ドミソシ
      • (いろいろある…)
  • コードシンボルって何
    • ドミソ(CEG)の和音をCで表現できる
    • ドミソシ(CEGB)の和音を「C△7」で表現できる
    • クラシックの時代にはなかった表記法
    • 好き勝手な重ね方で弾きがち
  • 和音機能(トニック,ドミナントサブドミナント)って
    • Diatonic Scale
      • ドレミファソラシドの間隔の音階をMajor DIatonic Scaleと呼ぶ,マイナーもあるけど今回省略
    • ダイアトニックコードは難しいけど,みんなにはMIDIがある
    • ダイアトニックコードには響き以外に機能がある
  • トライトーンって
    • 増四度のこと.全音三分の音程であるため「トライトーン」「三全音」と呼ぶ.バロック以前のクラシックでは「音楽の悪魔」と称ばれた.
  • 強進行,弱進行
  • Secondary Dominant
    • もっと不協和音を
    • Diatonic Harmonyの中にDominantはⅠ△7に向かうⅤ7しかない
  • 楽理の尺度で音楽を解釈するのは,楽曲制作で役に立つ

17:30-18:00 Mita「ハコの人に聞く」

  • 有村氏「参加者からの主要な相談のひとつに,クラブイベントとか出たいんだけど,どうしたらいいですか?という質問がある.クラブの中の人に実際に聞けると良いのではと」
  • Mita氏自己紹介
    • Circusで働いて5年
    • Circus:日本一ニッチ且つインターナショナルな場所
    • 週末のイベントでは国内3/10,海外のアーティスト7/10くらいのをピックアップして開催している
  • Circus Osaka側が企画する場合,外様でやる場合の割合は?
    • 8割くらいはCircus Osaka側が企画.
    • 東京はイベンターが多いので,少し違う.
  • 2年前はヒップホップが多かったが,ハウス,テクノ,ベースミュージックなど幅広くなってきている
  • どういう観点で国内のローカルのアーティスト,DJを選ぶときの基準は?
    • MItaさん個人の感覚としては,イベントは6-7時間ある,どうやったらお客さんが踊ってくれるか,ナイスパーティだったと思ってもらえるような時間が作れるか
  • DJを探すのはSoundCloudもそうだし,ヒップホップのアーティストは音源を持ち込んでくるし,メジャーのアーティストでもわたしてくる.必ず確認するようにしている
  • 有村氏「CDはないけどUSBメモリに音源データをいれて聞いてほしいアーティストに渡したりしていた」
  • Stones Taro氏「NC4Kは国内からのデモより海外,ベネズエラとかからくる(笑)」
  • 今注目しているDJは?
  • 有村氏『「クラブに出演したい」「曲をアップしても何も起こらないけどどうしたらよいですか?」』が2大相談
  • 質問「イベントをしたいと思っているときに,ギャランティとかどういうふうにすればよいか」
    • 有村氏「フリーでやっているか,音楽1本でやっているか,マネジメントがいるかどうかで違ったりもする.一概には言えないが声をかけないと始まらない部分ではある」
    • Mita氏「呼びたいかどうか,気持ちの問題」
    • 有村氏「価格表があるわけでもない」
  • 質問「オーガナイザーにここはしっかりして欲しい,というのはあるか?」
    • Mita氏「スケジュールだったり,アーティストのクレジットがないとか,表記の問題などはしっかりしてほしい」
  • 質問「徳島でイベントをする.6/28ビートメイカー主体のイベント.集客に不安があるけど,どうしたらいい?」
    • Stones Taro氏「自分たちがうまくやれてるとは言えず,みんな模索しているところだと思う.フライヤーを凝ってみたり,インスタにまとめてみたり」
    • Mita氏「フライヤーは割と大事かも」
    • 有村氏「楽しそうにみえるのは大事」
  • 質問「未成年なのだけど,面白そうなイベントはナイトイベントが多くて,参加できない.どういうふうに考えてる?」
    • Stones Taro氏「関西だとreconsiderなど,夜ぽいイベントからデイイベントになってる」
    • Mita氏「毎月土曜フルハウスというイベントを帯でイベントをやるように.今後デイイベントもやっていくと思っているので今後スケジュールを楽しみにチェックしてください」

18:00-19:00 Take Potluck「来場者持ち込み音源試聴会」

以下他の方々の音源を聴きながら感じた感想.

  • 楽曲制作には多様な手法があり,その表現も同様
  • おそらくツールによって作りうる楽曲の質や方向性が大きく変わるなら自分ぽい曲の作り方=自分の使いやすいツールで作ってみる
  • かっこよくは作れなさそうだけど個性は出せそう
  • 当面の目標: OrcaやPilot,Cassetter,MIDIシンセなど技法と以下リンクの知識を理解して組み合わせた楽曲を作る
  • learningmusic.ableton.com
  • learningsynths.ableton.com
  • 写経:かっこいい楽曲をDAWに放り込んで同じ用に組んでみる
  • 制作と生活をもっと近づけること,ライブコーディングは手がかりになるはず
  • 視覚的な感覚と音楽を,音楽のイメージを視覚的に扱うようなやり方で,自分の特異性を探してみる

公開音源のリスト

Twitterの#potlucklabでイベント後公開されているリンクを分かる範囲でまとめました(後で見返すときに個人的に便利なため).

Potluck Lab参加者があつまってコンピレーションアルバムが出来たそうです.

  • soundcloud.com

こちらも不都合ある方,参加されて掲載を希望する方はお気軽にご連絡ください.