PotLuck Lab. mini 1 を視聴した
2019年11月4日に,in the blue shirt 自宅からYouTube Liveで配信された「PotLuck Lab. mini 1」を視聴した.例によって以下レポートする.()は補足,感想,疑問点など.今回はプラグイン名や技術的用語が多く出てきたこともあり,都度調べながら視聴して見聞が深まったものの,結果として随分長くなってしまい,公開が遅くなってしまった.誤字や未理解ゆえの間違いもありそうなので,訂正事項がありましたらご連絡いただければ.
またライブ配信のイベントであり,出演者・関係者の方で公開について問題がある情報が掲載されている場合,@takawo / tkwshnsk@gmail.comまでお気軽にご連絡ください.
プロジェクトファイル解説 "Recollect the Feeling"よりCast Off / in the blue shirt
- Cast Offという曲のプロジェクト紹介
- (制作はPreSonus Studio One)
- トラック数:70
- ボーカルに関わるトラック:23トラック
- (トラックをグループ化して色分けしている?)
- ボーカルの使い方に癖がある作曲法:
- メインのボーカルに対してディレイなどで飛ばすトラックがあり,単語単位でディレイがかかっている
- 実用的なことを知りたい視聴者向け
- ボーカル元ネタ:FPM2_KIT5_VOCAL_LEAD_DRY_106
- 有村氏「ダウンロードして,同じようにボーカル組む練習してもいいのでは?」
- BPMを106から120に,ピッチアップは+6
- 普段のPotLuckでは技術の話をなるべくせず,精神論がメインだが,今日は小手先の技術がメイン
- ボーカルエフェクトについて(エフェクトチェーン:複数のエフェクトを掛けてつなげる?)
- EQ => RVox Stereo(Waves Renaissance)=> Native Instruments SOLID BUS COM => Studio One 純正 Delay => Studio One 純正 Reverb => FabFilter Pro-R
- 全ての楽曲に3発リバーブがかかっている,全てセンド(インサートではない)
- リバーブの鳴りについて解説
- Pro-Rのリフレクション,ルームの鳴りを視聴
- リリースタイムの長いリバーブ:ライブセットなどで使う
- 以前はWaves TrueVerbを使っていたが,今のところFabFilter Pro-Rに落ち着いている
- 西山氏「最近買ったストライモンとかは?」(おそらくstrymon/blueSky Reverbのこと?)有村氏「あれはハード(ウェア)で,制作では使ったことがない.ライブセットで気持ちよくなる用.」
- 今は3発のリバーブを立ち上げて,センド量で調整している
- 1) リフレクションだけ
- 2) ルーム
- 3) アンビエントでビショビショな質感になるやつ
- ボーカルのエフェクトについて(Cast Offのボーカル部分を試聴)
- メインのボーカルラインの一部にディレイをかけたいとなったときに,かけたい部分をトリムして,ディレイだけ100%でインサートされているトラックにコピーする
- (エフェクトがかかっているトラックに,かけたい音を投げ込むような考え方,面白い)
- ストーンズ太郎氏「(オートメーション)書かない?」有村氏「書かない,トラックを立ち上げて,ディレイなどをかけて,最終的に全てをボーカルのバス(トラック)に送ってる」
- (ボーカルバスに送ることで,最終的にエフェクトをまとめて掛けるなどができるということ?統一感が出せそう)
- 便利なのが,オートメーションでやるような「徐々にディレイが深くなるような処理」の場合,エフェクトのトラックに配置した音源にフェードをかけてやればいい.ローファイにしたかったら音源にだけエフェクトをかけるなどで,ディレイだけでめっちゃがんばる
- ボーカルトラックは散らかるが,だいたいディレイの4分,8分,付点8分のようなそれぞれのディレイのチャンネルが立ち上がってる
- サンプラーはこの曲に関しては使っていない.ドラム組むときは,MIDIとオーディオ半々.(オーディオベタ貼りで組んでる部分を見る)MIDIはSample Oneで,鍵盤にサンプルをアサインできる.例えばよく使うハイハットを鍵盤にアサインしている.オススメ.ハウス作る人なんかは,好きなキックを並べておいて,鍵盤で鳴らせるようにしておくといいかも
- MJ Coleがガラージを作る動画でハイハット,キック,オープンハイハット,スネアのトラックを4チャンネルでそれぞれ作っていて,音色を差し替えるような作り方をしていた.参考にしてよく使うやつをサンプラーにためている
- (コレ? MJ Cole - Against The Clock)
- WAAPのイベント(11/2 京都METRO)でBibioを見てきたけど,DJセットでサンプラーを置いてて鳴らす.そのうちの一つがMikeQのサンプル
- ストーン太郎「元ネタはエディーマーフィーの映画の声」
- キックはSonic AcademyのKICK 2を使って作っている.めちゃ便利.
- ピッチが簡単に変えられる,ADSRも掛けられる.キックのキーを合わせることもできる
- マスターに刺さっているエフェクトラックを見る
- ライブセットで使うときによく使うコンプ:Good Hertzのvulf COMPRESSOR
- 良いところ:WOW(ワウ)を掛けるとオーディオの音階が揺れる.ギターに掛けることが多い
- Good Hertz のTrem Control
- 良いところ:求めるローファイ感がでる
- 音量のトレモロだけじゃなくて,WOWが掛けられる
- 好きなローファイ感=ピッチが揺れていることで,ハイが落ちてる,ノイズがのっていることではない
- マスターのピッチを4%揺らすなどをやっている.かつては,アナログっぽくなるWavesのAbbey Road Vinylのようなプラグインでフラッターを掛けるなどしていたが,好みな感じでピッチが揺れてることが大事
- ライブセットで使うときによく使うコンプ:Good Hertzのvulf COMPRESSOR
- ライブセットなどで曲をかけるときはiZotope Ozone 9でやっている
- 西山氏「AIのプラグインを使ってる?」
- (こういう機能? https://www.youtube.com/watch?v=uTWmIdxgi5s)
- 有村氏「EQ,マスターのマキシマイザーの設定は自動でやっても機械的にやってもいいかなと.マルチバンド,マスターのコンプの設定は切るかたちで,ライブセットのお手軽マスタリングをしている」
- 西山氏「AIのプラグインを使ってる?」
- 楽曲「toward morning」でもリードで使っている単音楽器,TAL-U-No-LX(ちょっとUI違う感じ?).単音ユニゾンをよくやる
質問
- 質問:ギターのアンシミュ(アンプシミュレータ?)使ってますか?
- 有村氏「GUITAR RIGがしっくり来るので使っている,BIAS AMPやAmplitubeと比較して,ガチリアルじゃないところが良い」
- 西山氏「打ち込みとの相性がいいのかな.エフェクトが飛び道具的な感じ」
- 有村氏「ギターに限らずTraktorのエフェクトも入ってる」
- 質問:プラグイン総額いくらぐらい使ってますか?
- 有村氏「野暮なこと聞かないでくださいwww総額毎年買ってるのでわかんない.欲しいものがない」
- 質問:オデッセイどこで使ってますか?
- 有村氏「この曲では使ってない.オデッセイは4つ打ちの曲作るときとか.ハードウェアを楽曲制作に活かすことを考えたい」
- 質問:コード進行について
- 西山氏「有村の曲は,コード進行を明るいまま終始する感じ,周りにあんまりいない」
- 有村氏「4536という有名なコード進行があって(4536進行「F⇒G⇒Em⇒Am」らしい)このコード進行をベースに発展させてエモくするか.(実際にCast Offのコード進行でのメジャーセブンス→マイナーセブンスへ変更している点など.ギター演奏の部分わかりませんでした・笑)」
- コード進行が一緒なことを「安直な」という人もいるが,一緒でも良い
30 minutes cooking 30分でジャングル制作 / Stones Taro
- 1曲作るというより,ジャングルを作る=ハウスやテクノの作曲方法と違うので,ネット公開DTMワークショップとして面白いかなと思いやることにした
- Stones Taro
- 京都在住のDJ,プロデューサー
- ハウスレーベルNC4KをLo-max(マゴチ)と共催
- アリムラとPotlick Labを企画
- UKのThird Place Recordから12インチレコード"Full Train"をリリース(ジャングル)
- 30分でジャングル制作
- ジャングルとは何か
- 1990年代初頭のイギリスで発展した高速ブレイクビーツ(BPM180-200あたり)を特徴とする電子音楽.1990年代後半以降に隆盛したドラムンベースの前身(ソース)
- 隣接ジャンルとの協会の曖昧さからかなり議論になりやすい(レゲエぽさの有無で解釈,などの観点もある)
- 今回のワークショップで言う「ジャングル」=「93-96年ぐらいのStones Taroが個人的に好きな早くてカッコいいやつ」
- 参考:永久不滅のジャングルクラシック ベスト7
- サンプル一つ一つからつくるというより,既存の曲から一部を抜き出して,再構築するような形で作成される音楽
- 有村氏「ジャングルのサブベースって主に何が使われるんスか?」
- Stones Taro氏「808のキックをサンプルして弾く方法もあるし,AKAIのS3000の中のサイン波が太すぎるのでよく使われる」
- 日本で一番有名なジャングルの曲「H Jungle with t / WOW WAR TONIGHT ~時には起こせよムーヴメント」
- 構成要素
- ブレイクビーツ
- ベース
- プラスオプションとしての声,パッドサンプル(ムードを決定する要素)
- ワークショップ
- 使用ソフト:Ableton Live 10 Suite
- オリジナル曲から使用するブレイクビーツ部分の切り出し
- ブレイクビーツの加工
- ブレイクビーツの組み換え
- ベースラインの作成
- パッドサンプル or 声の付け足し
- 構成の調整
- ポイント
- 実制作へ
- オリジナル曲から使用するブレイクビーツ部分の切り出し
- James BrownのSoul Prideという曲(多分このへん https://youtu.be/QdeiYALFVHY?t=206)
- 小節の切れ目(4小節分)をあわせる
- (作業合間に)有村氏「Swindleが『Do The Jazz』作ったときに気絶して起きたらできてたっていう逸話」
- 曲作るときに酒飲む派 50% 飲まない派 50%
- Batsu氏「曲作る前に,ドラマの医龍とか見て気持ちを熱くしてから作る」
- ブレイクビーツの加工
- ブレイクビーツの組み換え
- サンプルを刻んでいってかっこよくパターンを組み合わせていく
- 後から付け足すことが多い
- バリエーションができた(操作画面を見ると,選択したビート部分をコピペして重ねてる感じ?)
- トラックが味気ない場合は,スネアロール(スネアの連打)を足してアクセントをつける
- ベースラインの作
- サンプルでやると,もってる・もってないで別れてしまうので,有料シンセ:Sylenth 1で作る
- イニシャライズしてサイン波を使う,シンセによってサイン波が違う
- Carpainterの低音講座を思い出して.ベース音を探す
- 33Hzは有村宅スピーカーでは鳴らない,気配を探る(なっているような気がするギリギリのところ)
- ADSRをいじる,エンベロープのモジュレーション(Mod>Envelope>Pitch?)
- アタックをいじると,キックぽくなる
- 有村氏「この辺のシンセ基本レシピみたいな話はどこかでしたいと思う反面,ググってくれという気持ちもある.Dだけちょいあげして,アタックのピッチを・・・(この辺が感覚的にわからなかった.AbletonのLearning Synthで学んだりしたらいいのか?)」
- Batsu氏「YouTubeにも無限にあるし」
- 有村氏「Sleepfreaksめっちゃ丁寧だけど,クラブミュージックのこういう話が日本語でのっているのは少ない」
- 低音のモニタリング環境がないときは,1オクターブ上で作って,最後に下げる
- Batsu氏「最近面白いのが,同人音楽のハードコアって低音が鳴らなかったんだけど,今はのきなみ鳴ってる.それは同人の人らがクラブでイベントに出てるから」
- (話している合間にMIDIでレゲエぽいベースラインが組まれる)
- EQで44Hzをブーストする(4db),そのかわりこの立ち上がりを叩くためのコンプを掛ける
- アシッドベースも同じ.44Hzに当たるようなベースラインを作る.もちもち感のあるベースライン
- (アレンジメントビューで配置して確認,バッチリ曲になってる!)
- パッドサンプル or 声の付け足し
- 声のサンプルを配置,ディレイを掛ける
- Ableton Liveのリバーブやディレイのパラメータを自分用にカスタマイズしている=「Taro Reverb」
- 大切なのはサンプル選択,EQで高音を削る程度
- Simplerで高音域の音色を足す
- エフェクトのSaturatorは質感出す用,作ってるところのテンションを上げる意味もある
- ブレイクビーツの音の粒立ちが命(EQで調整)
- 構成の調整
- オリジナル曲から使用するブレイクビーツ部分の切り出し
- ジャングルとは何か
質問
- ドラムの基準は何?(=使うブレイクビーツの選択基準は?)
- コレ が一番わかりやすい
- (よく使うブレイクビーツ)について
告知
わくわくDJ論 / Batsu
- 自己紹介
- Batsu(@Batsuxxxx)
- 大阪出身
- 渋沢栄一が好き
- 2000年代初期にDJを始めた,
- UK Garage,House,アニメソング,J-Pop,K-Pop etc
- DJ論について
- 今回のDJ論
- 目的:日頃から出演・遊びに行くクラブ=非常に狭義的な意味でのクラブでの「BatsuなりのDJの楽しみ方」
- 形式:意思表明
- 発信先:興味のある人(全DJへ向けたものではない)
- DJの目的を定める
- 自分がアーティストとしてステージに立ち,お客さんと対面してプレイ
- 観客に自らのパフォーマンスを「魅せる」
- 観客に合わせて「場をメイクするか」
- ステージと観客の距離感によって関係が規定される場合もある
- Batsu氏「DJのとき大きめの服を着ることで,遠いとこからみても自分と分かる.一例を挙げるとCIRCUSでSEKITOVAが演るとき,自分とは逆にあまり動かないことでじわじわSEKITOVA感がにじみ出るような」
- SEKITOVA氏「どこに重きを置くか」
- (自分のパフォーマンスと,観客との間の関係性にどこに重点を置くかはその時時でも変わるのでグラデーションがある)
- 例1:2019/09/13 FUTURE WHAT'S / 観客:300人程度
- (「魅せる」パフォーマンス例:1分程度の動画ダイジェストを視聴)
- 一つのアクセントとして動きをしてあげることで「盛り上がるところですよ」を示唆
- 例2:8/25(sun) MOGRA 10th ANNIVERSARY PARTY DAY3
- お客さんに合わせて「場をメイクする例」
- (40分かけていい感じにしているので,通しで観る)
- 出演順序やイベントスケジュールに沿う形でそれなりに「踊る」準備を音楽を通じて促す
- 今年イベントに積極的に出るようになった理由:状況に応じて「魅せる」「場をメイクする」のグラデーション選択の精度を上げる
- 結果的に意図しない出来事は起こる.あくまで準備をして心持ちをしておくことは重要
- 店のブレーカーが落ちるなど
- 作った曲をかける,仕込んだルーティンを披露する際にも,プレイに明確な目的を持って臨む意識する
- 有村氏「今年江ノ島オッパーラでのイベントで盛り上がったタイミングで思い切り手あげたらミラーボールにぶつかって,ミラーボールが落ちてきた.キャッチした瞬間めちゃ盛り上がった(笑)」
- Batsu氏「状況を完璧にコントロールするのは無理なので,準備は大事」
- 自分がアーティストとしてステージに立ち,お客さんと対面してプレイ
- 目的へ向けた手段を画策する
- 例:自らのアニメへの愛をお客様に伝える
- 手段:曲のつなぎ方,音楽の親和性に当ててmixを組み立てる
- 手段:アニメの内容に焦点を当ててmixを組み立てる
- 例えば:誕生日一週間ずつでつないでいくとか,京アニつなぎからの〜とか,アニメの主人公のキャラ名のしりとり
- あるいはその間をとることもある
- 参考:https://www.youtube.com/watch?v=qQdQLArfbF4
- Silvanian Familiesのアニメボイスカットアップへのこだわり
- 1話に出てくるセリフのみをカットアップして楽曲制作している
- 手段に特徴を持たせることで,作家性が生まれる
- SWITCH特別編集号 ◆ Maltine Book にSilvanian Familiesのインタビューで詳細が載っている
- プレイスタイルはイベントの出演数に大きく影響する
- 手段と場所,時間が違うことで出演数が違うだけで,優劣は存在しない
- 「自分が知らない=面白くない」みたいな捉え方はよくない
- 有村氏「BatsuくんがDJしているときに感情高ぶった客におしっこかけられた」
- Batsu氏「表現の仕方は色々あれど,気持ちはつたわった」
- 例:自らのアニメへの愛をお客様に伝える
- BatsuのDJ論
- 目的のバランスと手段が結果として「DJの個性」に繋がる
- 結局のところ「音楽は全て気合と気持ちの問題や」in the blue shirt
質問
- Spotify DJ(サブスクリプションサービスでのDJ)についてどう思いますか?
- 目的と手段の問題.自分は音源でかける以外にお布施的なものもある
- M3とか.作っている人が見える
- 有村氏「"この人が作った野菜"みたいな状態」
- SEKITOVA氏「ああいったフラットなやりとりが生まれていることはもっと知られても良い」
- 有村氏「音楽交互にかけるだけで個人性がでるところが好きなところ」
- SEKITOVA氏「作品を横に並べる能力.1つだと作品にしかならないけど,2つ並べると関係性の対比が生まれる」
- 有村氏「Oneohtrix Point NeverのDJ(@Metro?)があまりにも社会的過ぎてまじで感動した.難解な音楽,PVもギョッとしたり.でも変なものをつくってやろうとかではなくて,社会の相対的な位置を見てバグったものを置いているというようなことがDJのプレイで分かった.そういう情報が曲を交互にかけることから読み取れてしまう」
- Batsu氏「サジェストがかかるようになるとどんどん流れてしまう気がする.一方で面白くなる可能性もある」
- SEKITOVA氏「引き出しが空っぽになったときに,引き出しそのもので殴るみたいなことがなくなってしまう.そういうところにもその個人の輪郭がでてくる.ジェフ・ミルズもDJプレイ中に残り30秒ぐらいまでノータッチで,そこから次の曲考えるみたいなことやってる.身体性にも関わってくるはず」
- (もう一つ面白そうなトピックがあったようですが,自分側の回線不良で視聴ができなかった)
その他
トータルで5時間近くある充実した内容の配信だった.イベントでは毎回「Take PotLuck」での参加者(視聴者)の音源試聴を楽しみにしている.どれも個性があって面白いし,知ってる人がどんどん曲を作っていて,それを聴くのは楽しい.誰か比較することであぶり出される個性もあるが,自分もN番目の関心である音楽を,自分なりの歩幅とスタンスでやっていきたい.