コンピュータクラブと個性の掛け算の話
4月の下旬から課外活動のような形で、水野さんと共同でコンピュータクラブという部活のようなものを始めた。当初は倍くらいいたような気がするけど、現状は活発なメンバーが4年生が4人、1年生が3人という構成。やってきた活動を振り返ってまとめるのはまた今度やろうと思う。水野さんのログが強い。
その4月の初回ミーティングの時に、やりたいことをみんなに出してもらった。
この付箋をもとに、最初の数回はプログラミングとしてProcessingの入門を数回ワークショップ形式でやったり、大阪で行われたフィジカルコンピューティングのワークショップに参加したり、Arduinoの導入をやったりしてきた。当初出た「やりたかったこと」の部分はいくらかクリアした。見返すとここでアプリを作ってみたいという声は多かったみたい。今の個々のやりたいことが頷ける。プロジェクションマッピングとかアミッドスクリーンも夏休みにやれたらいいかもしれない。
やってきて思った基本的なことだけど、僕は自分が学んだことしか教えられない。そうすると、僕に教わるだけで自分から学ぼうとしない人間は究極的には僕のコピーになる。で、それは少なくとも僕にとってはつまらない。僕いるし(笑)。
それよりも、個々が今やりたいと思うことや、楽しいと思うこと、それまでやってきた経験や技能に、僕や水野さんから学べることを足したり掛けたりすることで、よりユニークで魅力的な人間になれるんじゃないかと思う。そのためには教わったことをもとにして、目や手や足を動かして、自分だけの視点でみた世界を、地図に書き込むようなことをしなくてはいけない。夏休みの活動はその準備を、僕が目の届く範囲でやってもらっている、という認識でいるし、僕も自分を使って実験している。そしてあわよくば、その地図をみんなで突き合わせて見て僕らの身の回りの世界の豊かさを発見し、より創造的なものとするための道具としてプログラミングやコンピュータを使って欲しい。
作り続ける理由は1つくらいしかないのに、それを止めるための理由は数え切れないほどある
— ǝʞnsunɥs oʍɐʞɐʇ (@takawo) July 16, 2017
そういうわけで、最初は重たく考えず、
- 5分や10分を使って何かをやること
- 続けること
- 記録をつけること
を頑張って覚えて欲しい。